いや〜ついに行って参りました
エリック・サティ展
“8”と”3″を見間違えるという暴挙を働きつつも
(7/3に赴くも8日からの開催でした…)
日を改めて行ってみると内容は最高
大充実でございました
トレードマークの山高帽・口髭・付け襟・杖…
見ての通りの怪しい風貌も相まって
「音楽会の異端児」「音楽会の変わり者」と称されるサティ
数々の逸話のある御方です
例えば…
・依頼を受けた仕事の報酬が高すぎると逆に
ギャラの値下げ交渉をしていたらしい(庶民派)
・世界最長の曲を作曲(演奏を終えるまで約18時間ほどかかるらしいです)
・薔薇十字団(ローゼンクロイツ)に一時期在籍し教団のために作曲
(かの有名な秘密結社の一つです)
…などなど
調べると山ほどありそうですが
今回の展示はそんな彼の偉業や功績
仕事で関わった・影響を与えたアーティストの作品を通して
(堅苦しくならずに)生きていた時代の一端を感じられる
素晴らしい展覧会でした
(決してまわし者ではありませんよ)
(ただただ良かったのです)
サティの音楽が静かに流れる会場内には
ロートレックなどに代表される可愛くも色彩豊かな
フランスのポスターアートが中心かと思いきや
舞台”パラード”をサティと共に手掛けた
皆様ご存知パブロ・ピカソ
(一般的にイメージするピカソっぽくない絵ですよね)
ジャン・コクトーなど
著名な画家達のアート
覚え書きやラフなスケッチまで
様々な作品を見ることができます
サティ本人が書いたキレイな楽譜も見応えたっぷりです
断片的な言葉が綴られているのも独特です
“スポーツと気晴らし”より
正直まだまだアートには疎いのですが
今回見て好きになったアーティストも多数
アルフォンス・オスベール
ジョルジュ・ブラック
アンドレ・ドラン
…などなど他にもたくさんですが
スゴく良いアーティストを知るきっかけにもなりました
(ただ検索しても今回の展覧会に掲出されている作品は
全く出てきません…尚更実際に見て欲しいです)
なんだよ実際のやつねぇのかよという方や
もう少し様子を知ってから行きたいという方
ご安心下さい
…あまりに感銘を受けた私はバッチリ図録を購入済みでございます
原宿店に少しのアイダ、いや、間、置いておきますので
気になる方はお気軽にお声掛け下さいませ
私物なのでキレイに見てね
裕福な生活よりも精神の自由を求めたサティ
その生涯・残した作品に触れられるまたとない機会ではないかと…
感性を揺さぶられます
皆様是非是非実際に見に行ってみて下さい
激プッシュですよ〜
…というわけで長々失礼致しました
それでは
Hoshikawa